自動チャートパターン: ベータ版終了のお知らせ

03 23, 2023

このたびは喜ばしいことに「自動チャートパターン」がオープンベータテストの期間を終えました。「自動チャートパターン」とはインジケーターのグループの一つで、ダブルトップやフラッグ、ウェッジなどの様々なパターンをチャート上で自動検知するものです。非常に素晴らしいインジケーターですが、この新登場の「自動チャートパターン」を今日からご利用いただけるのはPremiumサブスクリプションのユーザーの方のみとなっておりますので、何卒ご了承ください。

また「エリオット波動・チャートパターン」も注目に値するインジケーターです。これは、エリオット波動理論の中でも最も基本的なパターンとなる「衝撃波」と「ジグザグ」を判定するものです。

これらのパターンはピボットポイントに基づいて、それぞれのローソク足の前後5本ずつを分析していきます。各々のインジケーターは過去600本のバーをスキャンして、その履歴の中で見つかったパターンや既に完了したパターンだけでなく、現時点で最も大きく関連するパターンもチャート上に描画します。複数のパターンが重なっている場合は、インジケーターが最優先されるパターンを計算して、そのパターンを使用するようになっています。

ベータ版の期間では、皆様からのフィードバックをもとに、これらのインジケーターを継続的に改良してきました。今回の自動パターンのリリースバージョンでは、インジケーターの設定を通じて、チャート上の変化に対してインジケーターをどのくらいまで積極的に反応させるかの調整が可能です。「進行中」モードにおいては、未完成の ― つまり、最後の2点が未確定で、反転ポイントにはならない可能性も含む ― パターンも検索されます。こうしたアプローチによって、パターン形成の初期段階においてパターンを特定することが可能になります。この設定を無効にすると、直近のローソク足からは離れた位置で、既に形成されたパターンのみが表示されることになります。

「進行中」モードのインジケーターには「目標価格」というロジックも用意されています。これは「目標価格」の水準をいち早く評価して、新しいデータが出現した際にパターンの状態変化を追跡できるように設計された追加ロジックです。「ターゲット」のラベルにカーソルを合わせると、パターン完成時に予想される目標価格の水準と、その水準に達したかどうかについての情報がチャートに表示されます。

また、エリオット波動のインジケーターについては、現在出現しつつあるパターンの中に少なくとも3つの波動があるものとして、エリオット波動理論とフィボナッチレベルに基づき、その後に続くと予想される波動を描画します。

現在、さまざまなパターンを定義した15種類のインジケーターをご利用いただけます。チャート上の「インジケーター、指標、ストラテジー」メニューから「テクニカル」セクションを選択後、「パターン」グループの中をご覧いただくと、これらのインジケーターが見つかります。

各インジケーターの詳しい情報については、ヘルプセンターでご覧になれます。ヘルプセンターの検索バーに気になるパターン名を入力するか、インジケーターの選択ダイアログで、目的のインジケーターにカーソルを合わせた時に表示される「?」マークをクリックするだけです。

私たちは今後も「自動チャートパターン」の機能改善と拡張に取り組んでまいります。これらのインジケーターが皆様のお役に立てば幸いです。引き続き、ご意見・ご感想・改善提案などをお寄せください。私たちはユーザーの皆様のためにTradingViewを構築しておりますので、ご意見をいつでもお待ちしております。

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