Pineにビルトインの財務関数と指標を追加しています。

04 1, 2020

当社独自のスクリプト言語であるPineは、世界中のトレーダーに、プライスアクションやテクニカルインジケーターなどに基づく自動化ストラテジーの構築に利用されています。本日、financial関数と時価総額、収益、総負債、借入金等の指標を追加することでPineをさらに強固なものとしています。

PineやPineの機能に馴染みが無い場合には、こちらのガイドをご確認ください。既にPineユーザーである場合には、新しいfinancial関数をご利用いただけます。この関数はリクエストされた財務データとその値を返します。以下の形式でご利用痛けます:

financial(symbol, financial_id, period, gaps)

上記内容の詳細は次の通りです:

symbol — 指標をリクエストするprefix付きのシンボル名。例: “NASDAQ: MSFT”

financial_id — リクエストするファンダメンタル機能のID。ご利用可能なIDの一覧は ヘルプセンターでご参照頂けます。

period — 利用するデータ期間。FQ – 会計四半期、FY — 会計年度、TTM — 直近12ヶ月。

gaps — オプションパラメーターで、security関数のパラメータと類似です。

例えば、Microsoft (NASDAQ:MSFT) の買掛金データを利用されたい場合には、スクリプトは以下のようになります:

//@version=4

study("My Script")

f = financial("NASDAQ:MSFT", "ACCOUNTS_PAYABLE", "FQ")

plot(f)

注: パラメータ値が barmerge.gaps_on の場合には、要求されたデータは可能なギャップとマージされます (na値)。パラメータ値が barmerge.gaps_off の場合には、要求されたデータはギャップなしで連続的にマージされ、すべてのギャップは以前の最も近い値で埋められます。デフォルト値は barmerge.gaps_off です。

作成されたスクリプトは、通常と同じようにチャート下のペインとして表示されます。この場合、以下に示します通り、このPineスクリプトは、ファンダメンタルインジケーターの買掛金と完全に一致します。このスクリプトは単なる一例であり、その様に設計されたものです:

またチャート上部の「ファンダメンタル」ボタンから、内蔵のファンダメンタルインジケーターにアクセスする事ができます:

この新しいアップデートにより、トレーダーと投資家の方双方が、ファンダメンタルデータに基づく独自の戦略を作成する為の新たなユニークな道が開けるものと思います。皆様が何を構築されるかを楽しみにしています。

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