TradingViewではグローバル市場を分析する手段を数多く提供できるような取り組みを常に行っています。今回のアップデートではロンドン金属取引所 (LME) のカバレッジを拡大することで、アクセスできる銘柄の幅を広げてより深い分析を行えるようにしました。標準的な先物だけでなく、現物やNヶ月物先物などのデータも新たにご覧いただけるようになりました。これらのデータはすべてコモディティ市場をより深く理解するのに役立ちます。
1877年に設立されたロンドン金属取引所 (LME) は、ベースメタル・鉄鋼・貴金属の取引において世界をリードしているマーケットです。デリバティブ取引だけでなく、世界的な倉庫ネットワークを通して商品の現物受渡も行っています。LMEはトレーダーや投資家にとって、金属価格の変動リスクに対するポートフォリオのヘッジという意味で大変重要な役割を果たしています。
これまでのところ、LMEのデータカバレッジは通常先物とLME指数に限られていました。今回のアップデートにより、たとえば、鉛の先物であれば、翌日受渡のスポット(現物)契約や3ヶ月の鉛先物などのNヶ月物(3ヶ月、15ヶ月、27ヶ月やさらにそれ以上の期間)の先物データにアクセスできるようになりました。
さらに、取引所の承認を受けた倉庫に保管されている鉛金属について、そのデータを追跡できる鉛倉庫の統計などにもアクセスできるようになりました。こうした統計は一般に決済対象となる現物鉛の在庫レベルを反映したものになっています。在庫量の減少が供給の減少や需要の増加を示唆している可能性があるため、今回追加されたデータと照らし合わせることで市場分析に役立つ貴重な情報を手に入れることができます。
TradingView上で「シンボル検索」を開いて “LME:” のプレフィックスを入力するだけで、新しく追加されたデータの網羅的なリストをご覧いただけます。

この最新データによって、皆様のグローバル市場の探索がより効果的になれば幸いです。そして、どうかお忘れなく ― 私たちのプラットフォームは、世界中に存在する2,019,615の銘柄へと直接アクセスできるデータフィードを数多く備えており、その接続も信頼度が高く分析対象には事欠きません。TradingViewひとつであらゆるマーケットの入口を開くことができるのは、すべてこうした技術によるものです。
