インジケーターにインジケーターを適用する機能で、複数の外部入力をサポートしたことをお知らせします。従来は1つの外部入力のみご利用が可能でした。複数の外部入力に、異なるインジケーターをソースとして設定することも可能です。
以下は2つの input.source() の呼び出しがあるストラテジースクリプトのサンプルです:
//@version=5
strategy("Value Area Strategy", overlay = true)
sourceLongInput = input.source(low, "Enter Long after crossing")
sourceShortInput = input.source(high, "Enter Short after crossing")
buyEntry = ta.crossover(close, sourceLongInput)
sellEntry = ta.crossunder(close, sourceShortInput)
if buyEntry
strategy.entry("LongEntry", strategy.long)
if sellEntry
strategy.entry("SellEntry", strategy.short)
plot(sourceLongInput, "Long entry source")
plot(sourceShortInput, "Short entry source", color.red)
このストラテジーには、例えば、内蔵インジケーターの “SVP (セッション出来高プロファイル)” をソースに設定する事も可能です。ストラテジーの設定で、外部入力として、”SVP: Developing VA High (VAH)” と “SVP: Developing VA Low (VAL)” を選択します。これを行うには、まずそれらのスクリプトをチャートに追加し、ストラテジーの設定の「パラメータ」タブで、ドロップダウンメニューから対応するソースを選んでください。

複数の外部入力は、ディープバックテストでも動作します。Premiumプランの方は、TradingViewのデータストレージにあるすべてのご利用可能なデータで、複数の外部入力を利用したストラテジーをバックテストすることができます。
外部入力として利用できるソースは、インジケーターのみであることにご注意ください。他のストラテジーの出力を外部入力として使用することはできません。最大で10種類のインジケーターを外部入力のソースとしてご利用可能です。
この新機能に関する詳細については、ヘルプセンターとPineスクリプト™ ユーザーマニュアル、およびリファレンスマニュアルをご参照ください。
Pineスクリプト™の新機能に関する情報は、ユーザーマニュアルのリリースノートでご確認ください。また、PineCodersのアカウントでは、Telegramの Squawk Box、Twitterアカウント、Pine Script™ Q&Aの公開チャットルームでも最新情報を発信しています。
この多くのご要望を頂いた機能がお役に立てば幸いです。また、プラットフォームをより良いものにするため、引き続きフィードバックやご提案をお寄せください。私たちは、皆様のためにTradingViewを開発しており、常にご意見に耳を傾けています。
— チーム・トレーディングビュー