TradingViewチームは軽量チャート2.0のリリースに興奮しています。ピクセルパーフェクトのレンダリング、タイムスケールの改善、APIの拡張などが追加されています。この記事でそれらの各更新について順にご説明致します。
ピクセルパーフェクトレンダリング
すべての軽量チャートが最高の解像度で表示されるようになり、業界トップのスピードでレンダリングされます。手動のスムージングを実行する必要がなくなり、解像度は動的に変更されます。以下の拡張が含まれています:
- あらゆる画面の解像度やブラウザのズーム(100%や300%)でもチャートは平滑化されず、同じ座標のラインは同じピクセルになります。
- ブラウザでズームレベルを変更してもチャートは適切な場所に残ります。更新操作は不要です。
- すべてのチャート要素が調整され、自動的にピクセルグリッドに整合されます。
以下の画像は修正前と修正後のピクセルパーフェクトレンダリングの効果を示したものです:
タイムスケールの改善
チャートのズームイン/アウトの方法についていくつかの改善を行っています。チャートに少なくとも2本のバーが表示されるまでスクロールやズームができるようになりました。2本の取引バーが表示される状態までズームインした状態が以下です:
handleScrollとhandleScaleオプションのAPI拡張
以前のバージョン1.0では、スクロールとズームの利用可能なオプションを有効化/無効化する為に、すべてのオプションをひとつずつリストする必要があり少し不便でした。そこでシンプル化に着手しました。
軽量チャート2.0では、各リクエストをリストせずに、handleScroll と handleScale を true または false に設定できるようになりました。この修正によりすべてのスクロール及びズームオプションを効率的にオン/オフする事が可能です。
新しい日付形式
トレーダーや投資家の方にとって、チャートで常に日時を確認することは重要です。軽量チャート2.0では、新たに19のチャートの日付フォーマットを追加しました。
系列の最終価格ラインを表示する新しいオプション
以前のバージョンの軽量チャートでは、最後のバーが表示されていない場合でも、系列の価格ラインは最後のバーの値に常に対応していました。軽量チャート2.0ではこれを修正し、最後に表示されているバーのラインを表示できるようになりました。
コミュニティに格別の感謝!
TradingViewは、投資家やトレーダーの方、さらにはプログラマーの方のコミュニティです。このリリースに協力して頂いたすべての貢献者に感謝致します:
– Andree Yosua;
– kpaape;
– Matt Conway.
さらにお見せしたいもの
この記事では軽量チャート2.0の新機能の表面をなぞっただけです。変更の完全なリストは、こちらのGithubのノートでご確認ください。軽量チャートがどのようにお役に立つかについて確認されたい場合には、チャートライブラリのページにアクセスして下さい。
このアップデートをお楽しみ頂けましたら幸いです。いつものようにコメントやご提案、フィードバックをお知らせください。あなたの為に構築する事が私たちの喜びです。