PineスクリプトでのQuandlデータの利用がこれまでよりも簡単になりました

04 24, 2020

Quandlで入手できる情報の量は驚異的です。Pineの新しい quandl() 関数は、アボガド価格やFedのバランスシートデータ、ブロックチェーンのデータなどの世界中のユニークな別のデータセットを利用してPineコーダーがインジケーターやストラテジーの設計を行う事がより簡単になります。

Quandlデータは2014年にTradingViewに最初に統合され、チャート上から直接またはPineスクリプトから使用する事ができます。Pineのsecurity関数を利用してQuandlのデータにアクセスする事も可能ですが、新しいquandl() 関数ではそれがより簡単になります。

Quandl関数は以下の構文を使用します:

quandl(ticker, gaps, index)

ticker — Quandlのコード名の文字列。例えば “FRED/WALCL”。

gaps — security関数の同名のパラメーターに類似のオプションパラメーター。

デフォルト値の barmerge.gaps_off では、取得した過去の近似値でギャップは埋められ、すべてのバーのデータは連続して表示されます。barmerge.gaps_on の場合、そうした値は最初に一度だけ表示され、他のバーではna値が利用される為「ギャップ」が系列に存在する状態となります。

index — Quandlのデータ系列の番号。多くのQuandlのコードでは1つ以上の系列を返す場合があります。index はそのいずれかを指定する事ができます。Quandlの特定のティッカーとインデックス値を確認する方法は、ヘルプセンターをご確認ください。

Quandl関数の例を見てみましょう。米国の連邦準備制度の経済データから実効FFレートが必要だとしましょう。その場合スクリプトはこのようになります(スクリプトのタイトルに完全なQuandlのティッカー (QUANDL:FRED/DFF) がありますが、これはチャートに直接入力する事もできます):

//@version=4

study("Effective Federal Funds Rate (QUANDL:FRED/DFF)")

dff = quandl("FRED/DFF", barmerge.gaps_off, 0)

plot(dff)

Quandlデータを利用して何が生まれるかを楽しみにしています。ご存知の通りすべてのトップスクリプトはこちらで見つけることができます。またPineをもっと学習されたい場合には、Pineユーザーマニュアルのクイックスタートガイドから始めてください。ご覧いただきありがとうございます。フィードバックやコメントをお知らせください。あなたの為に構築させて頂きたいと思っています。

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