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新興市場銘柄ダイジェスト:インパクトは大幅に反発、AIAIが昨年来高値

<6176> ブランジスタ 455 +6

一時ストップ高。連結子会社が経済産業省・中小企業庁による「令和4年度中小企業施策の広報物の制作等事業」を受託し、グループ企業が提供する「ACCEL JAPAN」を活用した事業を2月中旬から提供すると発表している。ACCEL JAPANは著名なタレントの肖像を月額費用だけで自社のブランディングや商品のPR、採用活動などに使用できるサービスで、中小企業庁のPR事業に活用する。

<9560> プログリット 1435 -43

大幅に続落。東証が27日から信用取引に関する規制措置を強化したことが嫌気されている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)となった。日証金も増担保金徴収措置を実施した。23年8月期第1四半期(22年9-11月)の営業利益が1.54億円(説明資料では前年同期比57.2%増)になったと13日に発表したことが好感され、一時株価が2倍以上にまで急伸したことから利益確定売りも続いているようだ。

<4571> ナノキャリア 232 +50

ストップ高。創薬ソリューションプロバイダーを中核企業に持つアクセリード(東京都港区)とmRNA医薬品の研究開発・製造に関する包括的協業関係に関する契約を締結したと発表している。アクセリードはワンストップ受託開発製造会社を保有している。また、ナノキャリアはアクセリードの親会社である投資会社ウィズ・パートナーズ(同)が関係する投資事業有限責任組合にCBと新株予約権を割り当て、約15.7億円を調達する。

<6067> インパクト 4495 +350

大幅に反発。経営陣による買収(MBO)の一環として株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表している。買付価格は1株につき4500円(26日終値は4145円)で、買付期間は27日から3月10日まで。公開買付者は投資会社ベインキャピタルの傘下企業で、インパクトホールディングスは賛同の意見を表明するとともに応募を推奨している。同社株は上場廃止となる予定。

<6696> トラースOP 523 +80

ストップ高。自社が開発したAIによる電力削減ソリューション「AIrux8」を日本で最初の販売パートナーとして加賀電子<8154>に提供開始すると発表している。AIrux8は、施設内の混雑状況や不在状況などのデータを取得してAIで解析し、エリアグループ毎に時間帯や営業稼働日、季節によって照明の明るさを自動制御する。電気料金などの高騰が続く中、電力削減ソリューションのニーズは高いとの見方から買いが入っているようだ。

<6557> AIAI 835 -59

昨年来高値。22年7月1日に発行した第三者割当による第6回新株予約権の行使が完了したと発表している。行使された新株予約権は1000個で、交付株数は10万株、行使価額総額は6440万円。行使完了で将来の株式価値の希薄化懸念が払拭されたことに加え、岸田文雄首相が少子化対策を強化する方針を示していることから、チャイルドケア事業を手掛けるAIAIグループも関連銘柄として引き続き物色されているようだ。

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