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ダウ30:上昇トレンドに水を差すポイントがひとつ…

FX:US30   Dow Jones Industrial Average Index

ダウ30
21:51 2017/11/08


ダウ30のポイント
・月足5MA~+2σのラリー継続
・最近は月足+2σが大きな抵抗線となっているので、上昇しても23700ドルが限界?
・週足バンドウォークもだんだん厳しくなっているような…
・日足+1σがすぐ下に…
・23450ドル付近の下抜けに注意
・今週中に大きな日足大陽線を出さないと、調整が入るかも?



 今週中に大きな上昇が起きないと、大きく下落する可能性も…


 月足を見ると、きれいな5月平均線(現在22640ドル)~月足+2σ(現在23690ドル)のラリーとなっています。余談ですが、ダウ30は今年は3月のみ月足陰線で、その他の月はすべて陽線です。さらに言うと、トランプ大統領が選挙に勝利して以来、その3月しか陰線になっていません。トランプ大統領の成果なのかはわかりませんが、注目すべきポイントではあります。

 今年の3月に陰線を出して以来、さらにきれいな5月平均線~+2σのラリーとなっていることから、月足+2σ付近は相当上値が重くなるのでは?と思っています。現時点23500ドル付近に位置しているので、上昇しても+200ドル程度(23700ドル)なのでは?と考えています。


 週足を見ると、5月22日の週で週足+1σを上抜けて以来、9月まではきれいな+1σ~+2σのラリーとなっていました。しかし、10月に入って上昇はさらに加速し、週足+2σを一気に上抜けバンドウォーク状態になっています。+1σ~+2σのラリーからのバンドウォークは相当上昇の勢いが強く、長期足でのこの現象は、自分にとっては珍しいと思いました。
 
 そのバンドウォークもだんだんと週が経つにつれて、陽線実体の長さも短くなりつつあり、現在は+2σにしがみつくだけで精いっぱいのように見えます。ここから一気な上昇はチャートの形からはあまりイメージできません。一旦は+1σ付近まで調整するように思えます。


 月足、週足で上値余地の不安が出てきたように思っていても、実際は上昇トレンドは継続しています。安易な下目線はとても危険のように思います。

 ただ、日足がこの勢いのある上昇を調整(下目線転換)するポイントがあると思います。それが、日足+1σ(現在23483ドル)です。9月11日の大陽線で25日平均線・日足+1σを一気に上抜け、それ以降+1σ~+2σのきれいなラリーが続いています。しかし、11月に入ってからはあまり上昇の勢いが感じられず、実体が短いローソク足が続いています。そのため、サポートとして機能してきた日足+1σがすぐ下まで来ています。

 この日足+1σを実体で下抜けるような長めの陰線が出現するのであれば、10月からの勢いある上昇トレンドに調整が入るのではないか?と考えています。そして、すぐ下に+1σが位置していることから、今週中にしっかりとした陽線が出現しないと、上昇の勢いがなくなってしまうのでは?と思っています。


 トレンドは継続しているものの、上昇トレンドが少し怪しくなってきたように思いました。

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