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ドル円 基本戻り売り目線だがドル高シナリオもあり得るかも

Short
yukatin Updated   
FX:USDJPY   U.S. Dollar / Japanese Yen
チャートは日足です。

今回二つのシナリオを考えています。結論から言うと、ここからの突っ込み売りはせず少し静観したのちに、目標レートのプライスアクションを見ながらこの後に書くシナリオがどちらが合うかをみて、トレード戦略を立てていきたいかなと考えています。

一つ目は、この後も少し上げても下がってしまう相場です。
先々週引いた3段下げの4円レンジのボックスですが、よく見るとボックスの半値が意識されています。
ということは順当にいけば132円あたりははクラスターポイントでもあるので、戻り売りを狙うにはいいポイントだと思います。
ただ年初に131円半ばまで上昇しており、そこからボックスの下限まで落ちているので、ここから落ちてしまう可能性もあれば130円から上昇反発して上がってくれる可能性もあるし、とりあえず突っ込み売りをせず静観するしかないかなと思います。
130円は下抜けすると大きく下がるかと思うので、下抜けした場合は127円あたりをターゲットに追従でいいのかなと思います。


二つ目のシナリオは、目先のドル高シナリオです。
最近までは、CPI低下や景気悪化材料は政策変更となる金融緩和が意識されてドル安材料となっていました。
これが今年は、景気悪化材料→リスクオン→ドル高の動きになるのではないかと考え始めています。
これまではCPIを2%に戻すために金利を急加速で上げてきました。この効果は徐々に効いてきており、また金利は累積的に効いてくるものなので、おそらく次回のFOMCぐらいで金利は維持されることになるかと思います。
となれば、CPIはおのずと下げていくので、次のテーマは当然リセッションに移行します。

現状としてPMIやISMは下げているものの雇用の数字はまだ強いです。
過去のアメリカの失業率が悪化していくときは米国株価指数が下落傾向にありました。
またドルインデックスを見ても失業率が悪化していくときはドル高トレンドが確認できます。
今年もそうなっていくことを想定するとすれば、リスクオフ要因のドル高傾向になると仮定できます。
ただし、ドル円もドル高傾向になっているかというと、リスクオン局面では円も買われますし、現在日銀の金融政策変更についても話題になっているので、一概にドル円でのドル高傾向が続くというわけではないと思います。
ただ、単純なドル安円高予想は踏みとどまりたいかなと思った次第です。

もし今週やそれ以降のアメリカの経済指標などでドル高の動きが出てくるとすれば、上限を定めるとすれば136円付近は上がってくる可能性はあるかもしれません。なので、ショートトレードもいいですが慎重に入っていきたいと思います。

Comment:
リスクオンではなく、リスクオフの間違いでした。
失礼いたしました。

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