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米10年国債:派手な下落で来週の相場(特にドル円)が動きそう…

TVC:TNX   CBOE 10 YR TREASURY NOTE YIELD

米10年国債
9:37 2017/10/14

 金曜日で米10年国債利回りが急落し、来週の流れが完全に変化しそうに見えました。

 週足を見ると、先々週で週足+2σにタッチして引けました。この時の週足が陽線であったので、そのままバンドウォークする可能性も否定しきれないで判断に迷っていましたが、先週の週足で+2σで完全にはね返されたような陰線が出ました。なので、9月上旬から利回りの上昇がこれで終了したように思います。
 結局、水色のラインを上抜けることができず、超長期的な下落トレンドは上抜けることができませんでした。しかし、9月からの上昇で、黄緑のチャネルで推移する可能性は低くなったようにも思います。自分の一番のイメージは、バンドがヨコヨコであることから、±2σのラリーになるのでは?と考えています。そして、年末に向けて2.05-2.10%を目指すのでは?と思いました。

 日足を見ると、日足+1σをしっかり下抜けたうえでの大陰線をつけています。この陰線が出たことから、相当なニュースがなければ元には戻らないのでは?と思いました。しかし、バンドが急速に収縮していることから、ここから2.05-2.10%に向けて一気に下落するようなイメージになれず、一旦は値動きが乏しくなるのでは?と思います。自分としては日足-2σ付近になるであろう2.15-2.20%付近で一旦下落は落ち着くのではないか?と考えています。

 さて、この米10年国債利回りが、ドル安起因によるものか、世界的なリスクオフモードが起因しているのかは、今のところわかりません。ユーロドルも下落していることからドル安だけが原因というわけでもなさそうな気もしますが…
 この利回りから考えたことは、ドル安起因・リスクオフ起因のどちらに考えても、ドル円に関しては相当上値は重くなる状況が続くのではないか?と思います。これまで、利回りが上昇しているにもかかわらず、ドル円が上昇しきれなかった様子を見ると、利回り下落に対するドル円の下落は著しくなる可能性も十分考えられます。金曜日の日足をみて、そう思いました。これからはユーロドルよりもドル円の方が派手な動きをするかもしれないような気がしています。


米10年国債のポイント
・週足+2σではね返されたように見える
・週足バンドがヨコヨコなので年末に向けて2.05-2.10%を目指すのでは?
・ただ、一旦2.15-2.20%付近で落ち着くかも…
・利回り下落の原因がドル安かリスクオフなのかわからないが、どちらにせよドル円の下落は著しくなるかも…
・ユーロドルよりもドル円の方が派手に動くかも…

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