市場というものが自動化されるにつれて、世界の市場データは質・量ともに成長の一途をたどっています。TradingViewとしてもその後塵を拝するわけにはいきません。今回はインターコンチネンタル取引所（ICE）から新たに統合・改善された先物データをご紹介します。
インターコンチネンタル取引所は米国の企業であり、過去23年間にわたって世界中に — 取引所や清算機関の運営をはじめ、モーゲージ・テクノロジー、上場サービスやデータの提供などを通じて — 市場インフラを提供してきました。このうち、どんなトレーダーにとっても特に重要なのはデータです。質の高い取引所データとその評価・分析があれば、よりよい意思決定やリスク管理が可能になります。
ICEのデータの中には以前からTradingViewでご利用いただけるものもありますが、今回ご紹介するのはICEフューチャーズ・ヨーロッパのデータです。先物のカテゴリーとして「コモディティ」と「金融」の2種が新たに追加されました。たとえば、前者のカテゴリーではDubai 1st Line (Platts) Mini Futuresを追跡することができます。これはドバイの原油価格に対してプラッツが行う日次評価に基づいた月次現金決済のミニ先物です。後者のカテゴリー上位の先物には、MSCI Brazil NTR Index futuresがあり、これによってブラジルの株式市場をフォローすることができます。新しいデータをすべてご覧になるには、シンボル検索を開いて”ICEEUR: “というプレフィックスを入力してください:
新しく追加された「コモディティ」と「金融」先物のデータは、すべてデフォルトで遅延データとして表示されます。また、取引所の要件にしたがって、リアルタイムデータのご購入も可能です。先物つなぎ足については、新たに追加されたデータでも以前に追加済のデータでも表示の際には下記の機能をお使いいただけます:
- 該当銘柄の終値を「清算価格」と「現在値」の間で切り替える
- 限月の切り替えを調整する
- 未決済の発行済デリバティブ契約の総数を「未決済建玉」のインジケーターで追跡する
この最新のデータフィード改良を、ぜひご自身の市場分析の強化にご活用ください。私たちのプラットフォームは、世界中に散らばる1,357,880の銘柄へと直接アクセスできるデータフィードを何百も備えており、その接続も信頼度が高いものです。TradingViewひとつであらゆるマーケットの入口を開くことができるのは、すべてこうした技術によるものです。