JPX先物データをアップデート: 清算価格・限月調整・未決済建玉がチャートでご利用可能に

02 28

先物コミュニティの皆様、そして日本市場で取引をしている人には必要不可欠な重要アップデートです。大阪取引所と東京商品取引所の先物データに新機能を追加して、データを一層見やすくし、先物市場分析を正確に行える環境を拡充しました。

清算価格

今回のアップデートで、チャートに表示される終値として「清算価格」と「現在値」のいずれかを選択できるようになりました。この切り替えを行うには、チャート画面下部の「清算価格」ボタンを押すか、チャート設定で「日足で清算価格を終値として利用」のチェックボックスをオンにします。

「清算価格」とは各取引日の終了時に取引所が決定する値で、最終的なAskとBidの平均が用いられます。これによって自分のポジション損益をより明確に把握できるので、トレーダーの間では一般的なものとなっています。そして重要なことですが、清算価格は日中の時間足では表示されないことに注意してください。「清算価格」と「現在値」について詳細を知りたいという場合は、こちらの記事をご覧ください。

過去の限月の調整

大阪取引所・東京商品取引所の先物つなぎ足において、過去の限月の調整が可能になりました。この機能を使うと異なる限月間の価格差から生じるロールギャップが取り除かれるため、相場の大局をよりクリアに把握することができます。

この機能を有効にするには、チャート下部にある「限月調整」ボタンを使うか、チャート設定内の「限月の切り替えの調整」のチェックボックスをオンにしてください。詳細については、こちらのヘルプセンターの記事でいつでもご確認いただけます。

未決済建玉

最後に、先物の「未決済建玉」の数を監視する機能を追加しました。この機能によってまだ決済されていないデリバティブ契約の総数が示されるため、先物の全体的な評価に役立つツールとなっています。このデータを見るには「インジケーター、指標、ストラテジー」メニューに移動して、「Open Interest (未決済建玉)」 を選択してください。

今回の大阪取引所・東京商品取引所の先物データアップデートが、皆様の先物市場での歩みを確実なものにして、そこで貴重な洞察を得る一つのきっかけになれば幸いです。そしてどうかお忘れなく ― 私たちのプラットフォームは、世界中に存在する1,357,880の銘柄へと直接アクセスできるデータフィードを何百も備えており、その接続も信頼度が高いものです。TradingViewひとつであらゆるマーケットの入口を開くことができるのは、すべてこうした技術によるものです。

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