TradingViewでレンジバーチャートが利用できるようになりました!

06 21, 2018

要望の多かったチャートタイプを紹介できる事を嬉しく思います。レンジバーチャートは非常にユニークで、マーケットノイズを低減しながら金融商品の価格動向を分析することができます。レンジバーは時間を考慮せずに、いわゆる純粋な価格変動を記録します。設定した特定の値に価格が達すると、新しいバーが形成されます。おわかり頂ける通り、このアプローチは時間要素を完全に排除するので通常の方法とかなり異なります。

レンジバーはどのように動きますか?

  • レンジバーには始値価格 (Open) があります。バーが形成されている時に価格の動きが記録されます。その間バーのサイズは始値から価格に応じて上下に伸びていきます。
  • バーの高値 (High) と安値 (Low) の差は価格変動幅となります。
  • レンジバーの値幅設定の高値または安値の地点に到達する度にバーの形成は終了します。
  • 加えて、
    • 価格がレンジの [高値安値] で動く間は、バーの終値 (Close) のポイントが変わります。
    • 価格がレンジの [高値安値] を超えると、バーは終了し、新しいバーが形成されます。

range

レンジバーチャートを選択する方法は

2つの方法があります。

  • チャート上部のツールバーのバースタイルからレンジバーを選択します。

range_type

  • チャート上部のツールバーの時間足メニューからレンジ幅を選択します。

range_interval

レンジ幅は何を意味しますか?

レンジ幅は、次に新しいバーを形成する価格変動幅を設定します。

1レンジは最小価格変動に等しいです。この値は次の式で表すことができます。

1レンジ = 最小変動 / 価格スケール

最小変動価格スケールの値はシンボル情報に表示されます。 (チャートの何も無い部分で右クリックし表示されたメニューからシンボル情報を選択)。

レンジバーは時間パラメーターに影響されない為、レンジチャートを選ぶと、チャートの時間足は自動的にデフォルトまたは最後に使用したレンジバーの値幅設定に変更されます。

レンジバーチャートの設定にはどのような設定がありますか?

レンジバーチャートのプロパティを見てみましょう。range_prop

上昇カラー – 上昇バーの色を設定します。

下降カラー – 下降カラーの色を設定します。

上昇予測カラー – 上昇予測カラーを設定します。

下降予測カラー – 下降予測カラーを設定します。

*予測バー – 確定バーではなく、形成中の一時的なデータに基づくバー。

ファントムバー – 仮想バーの表示設定(ギャップあり/なしの設定)

*仮想バー – 取引のない価格幅、すなわちギャップ部分のバー。

価格ライン – 直近の価格ラインの表示設定

前日終値ライン – 前日終値ラインの表示設定

レンジバーの機能と制限
    • 1分間隔のOHLC値(Open、[High、Low]、Close)がレンジバーのソースデータです。
    • Pro Plus以上の有料プランユーザーは(事前定義以外の)カスタム値幅設定を利用することができます。
    • レンジバーのアイデアを公開するには、値幅設定が10レンジ以上である必要があります。
    • レンジバーではバーのリプレイをご利用いただけません。

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