ワルシャワ証券取引所の先物をアップデート — 清算価格・限月調整・未決済建玉を表示

12 12, 2023

ワルシャワ証券取引所 (GPW) は、TradingViewユーザーに以前から株式・ファンド・先物・指数のデータを提供しているパートナーです。今回は、先物市場の分析機会をさらに増やすことを目的とした先物データのアップグレードをご紹介します。

チャート上に清算価格を表示

終値として清算価格と現在値の表示を切り替えるオプションをご利用いただけます。この切り替えを行うには、チャート画面下部の「清算価格」ボタンを押すか、チャート設定で「日足で清算価格を終値として利用」のチェックボックスをオンにします。

 

清算価格とは、各取引日の終了時に取引所が決定する値で、最終的なAskとBidの平均が用いられます。これによって、自分のポジションの損益をより明確に理解することができます。ただ、このように役立つとは言っても、清算価格は日中の時間足では反映されないことに注意してください。清算価格と現在値のちがいについては、こちらの記事で詳細をご覧いただけます。

過去の限月の調整

ワルシャワ証券取引所の先物つなぎ足において、過去の限月を調整することが可能になり、異なる限月間の価格差から生じるロールギャップをなくすことができます。

この機能を有効にするには、チャートの下部にある「限月調整」ボタンを使うか、チャート設定内の「限月の切り替えの調整」のチェックボックスをオンにしてください。詳細については、こちらのヘルプセンターの記事でいつでもご確認いただけます。

未決済建玉

最後に、先物の未決済建玉の数を監視する機能を導入しました。この機能によってまだ決済されていないデリバティブ契約の総数が示されるため、より徹底した先物の評価を行う上で貴重なツールになります。このデータを見るには「インジケーター、指標、ストラテジー」メニューに移動して、「Open Interest (未決済建玉)」 を選択してください。

 

GPWのデータについて以上のような改善をいたしましたが、これによって先物市場における皆様の洞察がもっと深まって、意思決定を下す際に役立つ情報がさらに増えるのであれば幸いです。しかしながら、GPWも数ある選択肢のひとつであることをどうかお忘れなく。私たちのプラットフォームは、世界中に存在する1,357,880の銘柄へと直接アクセスできるデータフィードを何百も備えており、その接続も信頼度が高いものです。TradingViewひとつであらゆるマーケットの入口を開くことができるのは、すべてこうした技術によるものです。

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