タイム・プライス・オポチュニティ (TPO) — チャートタイプにも新登場

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一定期間中の価格動向と取引の集中を見るのに役立つ「タイム・プライス・オポチュニティ」を新しいインジケーターとして追加したばかりですが、今回はこれをさらに進化させてチャートタイプに導入しました。

インジケーターと同じように、このチャートを使って一定期間の価格変動のダイナミクスを調査したり、取引活動が最大/最小になった価格水準を見極めることができます。また、TPOのチャート上でターゲット価格を決めて、市場における将来の値動きの予測に役立てることもできます。

このチャートの主要素は左側に表示されるTPOプロファイルです、右側には価格ラインをデータソースとして追加した出来高プロファイルが表示されます。

TPOの各プロファイルは日/週/月で設定された期間を表しています。チャート設定で、水平方向(時間)と垂直方向(価格) のプロファイルの粒度を調整できます。

プロファイルの水平方向の粒度を決める際には、各期間を分割する時間ブロックのサイズが重要になります。ブロックのサイズは5分から4時間まで選択が可能です。各時間ブロックには、期間内の位置を示す文字(最初は大文字、その後必要に応じて小文字)が表示されます。たとえば、各プロファイルにおいて、一番最初の時間ブロック中に影響を受けた価格水準に “A” ブロックが表示され、2番目の時間ブロック中に取引活動があった価格水準に “B” ブロックが表示される、というような仕組みになっています。

プロファイルの各行のサイズによって垂直方向の粒度が決定されます。このチャートでは、自動で行のサイズを選択にすることも、手動で行のティック数を指定することもできます。

画面上部のツールバーから、TPOをチャートタイプとして選択することができます。

チャートのオプションやスタイルを変更するには、「チャート設定」メニューを開いて「シンボル」タブを選択します。

設定項目については、使いやすさを考慮して各セクションに分けて表示しています:

  • 「ライン」セクションでは、価格チャートのベースにするデータを選択して、その色や太さを指定することができます。
  • 「タイム・プライス・オポチュニティ」セクションには、期間/ブロックサイズ/行のサイズといった主要となるプロファイルのパラメーターが含まれています。また、このセクションでプロファイルの色をカスタマイズすることもできます。
  • 「ラインとラベル」セクションでは、TPOプロファイルのPOC/VAH/VAL/Poor high/Poor low/シングルプリントなどのライン表示を有効にできます。
  • 「出来高プロファイル」セクションでは、「出来高プロファイル」の表示/非表示の切り替えをはじめ、様々なラインとラベルの表示を有効にできます。

TPOチャートタイプは、Premium以上のサブスクリプションをお持ちであればどなたでもご利用できます。

新しいチャートタイプがお役に立てば幸いです。引き続きフィードバックをお寄せください。それがプラットフォーム改善の力になります。

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