ヘッダーとセルの結合
テーブル内の複数のセルを結合して、おしゃれなヘッダーやセパレーターを作成できるようになりました。
結合されたセルはヘッダーである必要はありません: 結合されたセルが既に結合済みのセルに影響を与えず、テーブルの境界からはみ出さない限り、どの方向にもセルを結合することができます。
結合されたセルを作成するには、新しい table.merge_cells() 関数を使用します。ルールは簡単です。結合したい最初と最後のセルの座標を渡すだけです。その間にあるセルはすべて、ひとつのセルに結合されます。結合されるセルのサイズは、隣接する行と列のサイズに応じて自動的に決定されます。
以下のスクリプトの例では、3つの結合されたセルがあります: 0行目ではすべてのセルを結合して「SMA Table」の見出しを付けています。その下の行では、セルを結合してサブヘッダーを作成しています。
//@version=5
indicator("MA Ratings", overlay = true)
TRANSP = 80
TABLE_WIDTH = 6
var CELL_TOOLTIP = "Cell color depends on the SMA direction: green for rising SMAs, red for falling ones"
var smaLengths = array.from(10, 20, 50, 100, 200, 500)
smaValues = array.new_float()
for i = 0 to array.size(smaLengths) - 1
array.push(smaValues, ta.sma(close, array.get(smaLengths, i)))
var maTable = table.new(position.top_right, TABLE_WIDTH, 4, border_width = 2)
if barstate.isfirst
headerColor = color.new(color.blue, TRANSP)
table.cell(maTable, 0, 0, text = "SMA Table", bgcolor = headerColor)
table.cell(maTable, 0, 1, text = "Short-term", bgcolor = headerColor)
table.cell(maTable, 2, 1, text = "Long-term", bgcolor = headerColor)
table.merge_cells(maTable, 0, 0, 5, 0)
table.merge_cells(maTable, 0, 1, 1, 1)
table.merge_cells(maTable, 2, 1, 5, 1)
if barstate.islast
for i = 0 to TABLE_WIDTH - 1
cellTitle = str.format("SMA {0}", array.get(smaLengths, i))
cellValue = array.get(smaValues, i)
cellColor = color.new(array.get(smaValues, i) >= array.get(smaValues[1], i) ? color.green : color.red, TRANSP)
table.cell(maTable, i, 2, bgcolor = cellColor, text = cellTitle, text_color = color.gray, tooltip = CELL_TOOLTIP)
table.cell(maTable, i, 3, bgcolor = cellColor, text = str.tostring(cellValue, format.mintick), tooltip = CELL_TOOLTIP)
ツールチップ
テーブルの改良点の2つ目は、ツールチップです。ツールチップとは、テーブルのセルにカーソルを合わせた時に表示されるフローティングのテキストラベルです。テーブルを煩雑にすることなく、セルの内容に関する情報を提供するのに便利です。
ツールチップ付きのセルを作成するには、table.cell() 関数の新しい tooltip 引数に文字列を渡すだけです。このサンプルスクリプトでは、最後の2行の table.cell() の呼び出しで tooltip = CELL_TOOLTIP を指定しています。ツールチップはこのように表示されます:
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